【ブログ_技術系】オラクル ラリー・エリソンのニュースを見て
おはようございます、たこやきです。
今朝方、ブルームバーグから「オラクル共同創業者、富豪番付7位!!」というニュースを見ました。オラクルが再び脚光を浴びているようです。
ラリー・エリソン氏、富豪番付7位に浮上-オラクル株高で1520億ドル
もともとオラクルは、ソフトウェア会社としてトップクラスの実力を持つ素晴らしい企業でした。私が最初に触れたデータベースもOracleでした。
SQLを学び始めたころ、“Scott/Tiger”というデフォルトユーザー名とパスワードはとても有名でしたね。
そこから私は、Oracle→PostgreSQL→SQL Serverと渡り歩いてきました。
さて、オラクルは昔からライセンス契約が厳しいことで知られています。
業界人なら誰もが一度は耳にしたことがある、ライセンス改定による大幅な値上げや、他のクラウド会社への牽制策などです。
ソフトウェアの権利関係は非常に複雑で、私もPMとしてリリースする時は頭を抱えながら、Oracleの日本法人に確認しました(笑)。
特に、AWSとオラクルの権利関係が緊張関係にあり、当時はAWSで遊んでいた私も、Oracleのライセンス料の高さに驚かされました。
AWSがAmazon Auroraというデータベースをリリースしたときは、業界全体で「脱Oracle?」という流れが感じられました。
(あのあと、AWSとOracleはどうなってんだろう?)
オラクル社としては、自社のクラウドサービス(OCI)に顧客を引き込むために、他社クラウドのOracleサーバーを吸収しようとする戦略を描き、見事に成功しました。これにより、再び息を吹き返した印象です。
実際、OCIはUIが素晴らしく(AWSのUIは難しい…)、セキュリティも万全で、私も愛用しています。
私がリリースしたaichans.comも、OCI上で稼働しています。
超俺的、データベースのユーザー層は大きく分けて以下のような感じです:
資金に余裕があり、安全第一を重視するユーザー:Oracleを選ぶ。
基幹系システムがC#やVBを使用し、データベースもマイクロソフトに揃えるユーザー:SQL Serverを選ぶ。
コストを抑えたいが高品質なデータベースを必要とするユーザー:PostgreSQLやMySQLを選ぶ。
AWSを愛用するユーザー:Amazon Auroraを選ぶ。
こうした背景を考えながらニュースを読むと、自分がどれだけこの業界に染まっているかを実感します。
ちなみに、オープンAIなどの大規模なAIサービスがどんなデータベースを使用しているのか、興味深いですね。
それでは、また次回のブログでお会いしましょう!