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【【ブログ_芸術】歌川広重の美を堪能_あべのハルカス美術館にて


どうも、たこやきです。昨日、天王寺に足を運びました。

目的は、あべのハルカス美術館開館10周年記念の、歌川広重の展示品でした。芸術の目を養うためにね。

タイトルは「広重 ―摺すりの極きわみ―」
2024年7月6日(土)から9月1日(日)まで開催されています。

広重 ―摺すりの極きわみ
私は学生の頃、受験勉強の暗記科目として歌川広重の「東海道五十三次」を記号として覚えていました。東京から京都への東海道を行脚し、風景を描いた人という感じの素人です。

今回の展示では、広重の初期から晩年(60歳ごろ)までの画業が網羅されており、壮観でしたよ!。来場者は日本人が8割、外国人が2割という印象。

さて、そんな中。特に私の目に止まった作品は、「隅田堤闇夜の桜」、「桜花に猿」、「伊勢海老・芝蝦」でした。

「隅田堤闇夜の桜」

深い闇夜に包まれた隅田川の土手を歩くのは、3人の美しい女性。
「桜花に猿」では、猿のウサウサ毛で「伊勢海老・芝蝦」海老の甲羅の斑点が微細に描かれていました。

コンピュータがない時代にここまで精緻な描写ができるとは、広重の技術と才能に感嘆しました。対して、女性の髪は案外簡素に描かれていましたが、着物や帯は各々異なっており、細部まで手を抜かない職人技を感じました。
広重は、人物よりも、衣服や風景、山々に力が入っており、人間は自然の一部として描かれているように思えました。この描写は、その生きているさまが美しいと、語っているように思えて、また、人間の個々の違いよりも、自然との調和や共生を強調しているようにも感じられましたね。

(つまり、人間それぞれはあまり大差がないともいえますが、かえってそれが平等的に人を観ているともいえますがね)
門外漢の私にはこれくらいの感想しか浮かばないですが、入場料1900円分の知見を得られた気がします。


皆さんも、どうですか?

広重の芸術に触れ、彼の描く風景や人物を通して日本の美を再発見してみてはいかがでしょうか。

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